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お食い初め 準備編

2017年11月4日

まず、お食い初めを行う日を決めましょう

赤ちゃんの乳歯が生えはじめる、生後100日〜120日目の吉日に行うのが一般的ですが、ぴったりその日でなくてもかまいません。主役である赤ちゃんの体調を一番に考えて計画しましょう。


<お食い初めに必要なものとは?>

①お食い初めのお料理

お食い初めの献立は、

 1.尾頭つきの焼き魚(できれば鯛)

 2.すまし汁やお吸い物

 3.煮物

 4.香の物(お漬物)か梅干し、酢の物

 5.白米、あるいはお赤飯

の”一汁三菜” 5品を用意します。

お食い初めで用意する御膳は、神様へのお供え物として準備をします。赤ちゃんのために準備するものと勘違いしている方も多いのですが、お食い初めの儀式は赤ちゃんが神様へのお供え物を口にすることで
ご利益を得る、つまり、神様に召し上がってもらって子供の健やかな成長を願う儀式なのですね。

 

②お食い初め用の食器

お食い初めの食器は、お椀は漆器や素焼きのもので、男の子用は全部が朱塗り、女の子用は外側が黒塗りで内側が朱塗りのものを使うのが習わしです。
お膳は母方の実家から贈られることが一般的でしたが、最近では、メンテナンスの必要な漆などでなく、後でも使えるようなベビー食器セットを購入したり、利用したホテルや料亭のものを代用するケースが多いようです。

③祝い箸

祝い箸はお食い初め以外に、お正月や結婚式などお祝いの席でも使います。

箸の長さは「末広の八寸」と決められており、約24cm、素材は柳の木が使わられ、両端が細くなっているお箸のことで、縁起が良いとされています。
両端がどちらも細くなっているのには、片方は赤ちゃんが、そしてもう片方は神様が口を付けるという意味があります。

 

④歯固め(はがため)の石

「石のように丈夫な歯が生えてきて、赤ちゃんが長生きできますように」という意味が込められている、「歯がための儀式」で使用します。
実際のお食い初めの際には、箸先を小石にちょんちょんとつけ、そのままそのお箸を赤ちゃんの歯茎にあてる真似をします。

お宮参りの際に神社からもらうのが一般的です。お参りしてから、その境内にある小石をお借りし、儀式を終えたあとの歯固めの石は、神社の境内へ感謝の気持を込めてお返ししましょう。
最近では、お食い初めの記念として手元に残しておかれる方もいらっしゃるようです。